歯周病について
歯周病は生活習慣病です。早期発見・早期治療が肝心です。
次にあげるような症状はひとつでも当てはまる方は、歯周病かもしれません。
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□ 朝起きたとき、口の中がネバネバする
□ 歯を磨くとき血が出る
□ 口臭が気になる
□ 歯が長くなったような気がする
□ 歯と歯の間に隙間が出来た
□ 硬いものがよく噛めない |
歯周病の治療は、歯磨きとスケーリングが基本です。当院では患者様と相談しながら治療計画を作成して、ブラッシング指導や歯垢、歯石のクリーニング(PMTCやルートプレーニング)を行い歯周病の治療をしていきます。
また、ご自分で磨ききれないところは当院でケアーを行うことも可能ですので、お気軽にご相談ください。 |
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治療後も定期的にメンテナンスを続けることによって歯周病の発生を抑えていきます。ブラッシングを続け、PMTCやルートプレーニングを行っても歯周病が改善されない場合は、歯周ポケット掻爬術といって歯周病に冒され悪くなっている部分を切り取って処置する場合もあります。
虫歯について
虫歯はプラーク(歯垢)の中の細菌が作り出す酸によって歯が溶けていく病気です。図のように4つの条件が同時に重なると虫歯ができてしまいます。
※ 4つの条件どれか一つが欠けたら虫歯にはなりません。
【 歯 】
歯には深い溝や凹凸(おうとつ)があります。
歯並びや歯の質も関係してきます。
【 虫歯の原因となる細菌 】
ミュータンス菌を中心にして、虫歯の原因菌がプラークを作ります。
【 糖質 】
プラーク中の虫歯原因菌は、食べ物や飲み物に含まれている糖質を分解して、酸を作ります。砂糖だけではなく、ごはんや果物など多くのものに含まれています。
【 時間 】
歯・菌・糖質の条件が3つ揃った状態が続くことにより、虫歯が始まります。
※ これらの条件を最小限にできるよう、食後に歯磨きをする習慣をつけましょう。
予防のポイント
歯科医院で定期的にクリーニングと点検をすることで、もし虫歯があったとしても治療期間が短く、また麻酔も削ることのない治療になる可能性が充分考えられます。
歯と歯の間、奥歯のかみ合わせ、歯と歯ぐきの境目の溝など歯ブラシが届きにくく、みがき残しの多いところが虫歯になりやすい危険地帯です。また、年齢や生活習慣などの変化で、お口の中の環境も変化し、それにともなって虫歯の種類も変化します。
当院での定期健診において、お口の中の状態に合わせた ブラッシング指導も行いますので、自分にあった歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスを使用し虫歯になりやすいところを磨けば、虫歯はぐっと少なくなります。